図●外付けストレージの世界シェア
出所:米IDC
 米サン・マイクロシステムズがNAS(ネットワーク接続型ストレージ)市場から2002年1月上旬をもって撤退していたことが明らかになった。ワールドワイドの決定で,日本市場でも同時期からNAS製品の販売を中止している。

 サン日本法人は2000年8月,Sun StorEdge N8000 Filerシリーズを日本のNAS市場に投入すると発表。同年9月から下位機種のN8200を発売し市場参入した。2001年7月には,容量1テラバイトのN8400と同4テラバイトのN8600のハイエンド機種を追加し,NAS製品のラインアップを強化したところだった。

 しかしNAS市場には,米ネットワーク・アプライアンスや米EMCなどの大手ストレージ・ベンダーのほか,2001年以降は米コンパックコンピュータや米IBM,NECなどが相次いで参入。2001年には市場規模が縮小するなど,ベンダー間競争は激しくなっている。

 その中で,サンは苦戦を強いられた。米調査会社のIDCによれば,NAS製品とSAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)製品を合わせた外付けストレージ市場でサンは,2000年こそシェア8%で日立製作所(シェア10%)に次いで4位だったが,2001年は6位の富士通にも抜かれシェアは5%にも満たなくなっていた([拡大表示])。

 NAS市場からの撤退理由をサン日本法人は「顧客が当社のNAS専用製品を求めていなかった。今後は,サード・パーティのNAS製品と組み合わせて販売することになる。サンとしては得意分野にフォーカスしていく」と説明している。現時点ではStorEdgeシリーズのSAN製品は販売を継続している。

(中井)