SCSIなどの入出力インタフェース製品大手のアダプテックは今年11月,ディスク・アレイ装置DuraStorの出荷を開始,ストレージ市場に本格参入した。さらに来年前半にも,iSCSIインタフェースに対応する製品を出荷する。iSCSI対応製品は他メーカーへのOEM(相手先ブランドによる生産)提供にも乗り出す計画だ。

 アダプテックがストレージ市場に参入した背景には,インタフェース製品に特化したビジネスは,業績拡大に限界があるからだ。「ユーザーが高価なストレージ・システムを導入しても,インタフェース部分のコストはわずか。ストレージ装置全体を提供することで,売り上げ拡大を狙う」(滝川大爾プロダクトマネージャー)。

 ストレージ市場への参入に当たり,販売パートナの獲得を急ぐ。既存の販売パートナの中から,DuraStorの販売パートナとして20社程度を獲得する計画だ。動画を扱うアプリケーションなど,特定のシステムに強いシステム・プロバイダを開拓する。1次代理店はシネックスで,ハードディスクの組み込みなどのキッティングも担当する。

 サポート体制も構築した。専用のサポート窓口を新たに設け,障害の切り分けやオンサイト・サポートなどを提供する。サポート・パートナとして契約を結んだユニアデックスが実際の保守に当たる。

(森重)