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 10月6日にEC(電子商取引)サイトの在庫管理や物流など後方業務支援サービスを開始したイーボス・ジャパン(東京都文京区,上平毅社長)は,2001年2月に顧客のECサイトとリアルタイムで受注データをやり取りできるようサービスを機能強化する。消費者が商品を選択した時点で,在庫の有無や配送時期を表示するための機能として売り込む。

 イーボスが提供しているのは,受注データに基づいた倉庫への出荷指示や,物流業者への配送指示と代金回収依頼,および消費者からの問い合わせに回答する顧客窓口といったEC事業の後方業務支援。「EC事業に乗り出しても,物流を含めた仕組みや業務システム連携のためのインタフェース開発には時間とコストがかかるため手が回らず,引き合いは強い」(上平社長)という。10月6日にファースト・ユーザー向けサービスを開始したほか,有力サイトを中心に年内に5社,2001年3月末までに10社が,同社サービスを利用する予定。

 現時点では,受注データはファイル単位のバッチ転送にとどまっている。新サービスではこれを,ECサイトで複数商品を同時に受注するための「買い物かご」機能から直接,イーボスのシステムにデータを送れるようにすることで在庫状況確認などを実現する計画。現在,顧客が利用しているECサイト構築ツールの種類を問わないようなインタフェースを開発している。

 イーボスは,三井物産の物流事業部門とNTTデータ,テレマーケティング会社のもしもしホットラインが8月に設立したベンチャー企業。出資会社のそれぞれにECサイト構築案件が多数持ち込まれるので,イーボス自身は営業活動をしていない。今後も後方業務支援に徹し「月間10万トランザクションを処理すれば月次で黒字化する」(上平社長)ビジネスモデルを描く。3年間に150社を獲得し月間40万トランザクションの処理を目標にする。

(志度 昌宏)