マイクロソフトが,7月からSI(システム・インテグレーション)事業に本格的に乗り出した。SIを担当するコンサルティング部隊の要員も現在の200人から来年6月までに300人に増員する。同社のWindowsやSQL Server,Exchange Serverなどの拡販が主な目的。売り上げ規模は明らかにしていないが,コンサルティングを含めて年間40億円以上を見込んでいる模様だ。

 同社は95年に技術支援を目的とした有償コンサルティング・サービスを開始しているが,ユーザー企業からSIのニーズが増えている。加えてサン・マイクロシステムズのサーバーやオラクルのデータベースを担ぐコンピュータ・メーカーやシステム・プロバイダとの競合も急増しているため,自社によるSI事業に本格的に取り組むことにした。

マイクロソフトがSIを提案していくのは,日本の売上高トップ100クラスの大企業。ただし,どんな企業でも請け負うわけではない。SIの提案先はIT(情報技術)予算の規模やパソコン導入台数,従業員数などで決める。当面は,BtoB(企業間)やBtoC(企業対個人)などのWeb関連システムとExchangeやSQL Serverを使ったシステムを中心に展開する。SIは,価格と納期をあらかじめ決めた上で請け負う。

 SIを推進するために,まずは業務アプリケーション開発などを担当する開発パートナを整備する計画。現在,開発手法やプロジェクト管理をまとめているところだ。

(田中克巳=日経システムプロバイダ)

[日経システムプロバイダ2000年7月6日号,7ページより]