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白井正紀会長
 日本チボリシステムズ(チボリ,東京都渋谷区,中畑恒夫社長)のユーザー企業65社が参加して,Tivoliユーザー研究会(会長・白井正紀川崎重工業情報システム部長)が7月17日発足した。ユーザー同士が情報を交換し,チボリのソフトやソリューションに対して生の意見を出して,製品の品質向上を求める。白井会長に今後の方針などを聞いた。

 ■ユーザー会を設立した狙いは。

チボリのネットワーク管理ツールや,セキュリティ管理,運用管理などのソフト/サービスを現場で利用しているユーザーから「もっと有効に活用する方法はないか」という声があがっている。またチボリ製品の中には発展途上のツールもあり,ユーザーの立場から強化を要求しなければならない。

 例えば当社では,チボリのネットワーク管理ツールを利用しているが,ネットワーク接続の確認のためのコマンドを実行しても,サーバーが反応を返さず,状況を把握できないことがある。こうしたことが起きないように,製品の機能の充実を求めていきたい。

 チボリのサポート体制にも不満があった。製品にバグが発生した時,1週間たっても連絡が来ない場合もあった。技術的な情報の提供も不十分だったり,日本語のマニュアルが整備されていなかったり,チボリからのリリースや技術情報を知る窓口がなかった。ユーザー研究会としてサポート体制の強化を求めていく。

 ■ユーザー会ができても単なる親ぼくの場になりがちだが。

課題は常に現場での運用の中から生まれてくる。現場の視点で課題について話し合いたい。24時間体制の運用管理やセキュリティ・ポリシーの確立など,テーマ別の研究会を随時開催する。研究会に出席できなくても,ユーザー同士がメールで意見交換できるようにする。そうしたユーザー同士の話し合いや,毎週メールで発信する予定のニュース,チボリが構築する技術情報のデータベースなどに対するユーザーの反応の中から,チボリの製品に対しての要望を拾いあげてチボリに提出する。実際に現場で運用する技術者の実体験に基づいて,新しい機能を要求したい。

 理事会としては,年に2回程度チボリに要望書を提出する予定だ。チボリにとっても売りっ放しではなく,製品の品質を向上させるためにもユーザーの意見は貴重なはずだ。チボリもユーザーの要望には最大限こたえるという姿勢であり,達成状況を報告してもらう。

 ユーザー研究会とチボリは常に緊張感のある関係でなければならない。ユーザーにとっては,高品質な製品やリアルタイムな情報の入手,チボリにとってはユーザーからの意見によって製品の品質を向上させることができるというように,お互いの立場で利益を得られるようにしたい。

中井 奨=日経システムプロバイダ