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キヤノン販売が
IBM UNIXの1次店に

2002年1月から営業活動開始

 キヤノン販売が今秋に,日本IBMのeserver pSeries(旧RS/6000)の1次店となる「パワー・ディストリビュータ」契約を交わしていたことが明らかになった。同社幹部によれば「2002年1月をメドにpSeriesのサポート部隊やチャネル営業担当者,マーケティング担当者などを配置する体制を作り,2次店開拓や2次店へのプリセールス支援活動などに着手する」方針。

 キヤノン販売はこれまで,IBMのPCサーバーを主力製品として取り扱ってきた。pSeriesのようなハイエンドUNIXサーバーは,同社直販部隊が販売したケースはあっても,ディストリビューション事業は手掛けていなかった。

 今回の決断の背景には,PCサーバーの価格低下と利益率低下がある。加えて,先の幹部は「伊藤忠テクノサイエンス(CTC)がサン・マイクロシステムズの1次店として事業を伸ばしただけに,UNIXサーバーの流通ビジネスに取り組む価値があると判断した」とする。

 11月時点で,キヤノン販売がpSeriesのOS,AIX上で稼働させられるアプリケーションは,自社開発した電子帳票ツールReport Viewerのみ。対応アプリケーションを含めた営業支援が今後の課題になる。これに対しては「最新のAIXはLinux用ソフトをリコンパイルすれば利用できるので,アプリケーションの品揃えについては心配していない。当面は,自前のUNIX用アプリケーションを持つシステム・プロバイダにAIX対応を働きかけつつ,2次店開拓を進める」(同社幹部)考えだ。

 日本IBMは現在,サンの迎撃策としてpSeriesのバリュー・ディストリビュータ作りを積極的に進めている。キヤノン販売によれば,同社以外にも7社ほどが名乗りを上げているという。

 キヤノン販売は2002年のpSeriesの販売目標台数を明らかにしていない。

(井上 健太郎=日経システムプロバイダ)

[日経システムプロバイダ2001年11月23日号,6ページより]