日本ヒューレット・パッカード(HP)は4月,カスタマイズを前提にしたASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)事業を開始する。ハードとミドルウエアまでをIT(情報技術)ユーティリティとして提供し,そのうえで顧客別にコンサルティングとアプリケーション開発を提供する。

 新サービスのhpアドバンスドAIP(アプリケーション・インフラストラクチャ・プロバイダ)サービスは,ほぼ100%日本HPが直接販売する。パートナ向けの間接販売モデルは用意していない。AIPを使うことで低コスト,短期間のシステム構築が可能になるだけに,同社サーバーを担ぐパートナ企業には営業段階で大きな障害にもなりそうだ。

 ただ同社は,新サービスはシステム・プロバイダにとっても「開発コストの低減に寄与する」(大島幸人N&SPソリューション事業部長)と言う。AIPの一メニューである「ITパイロット・サービス」を使えば,評価用のハードやソフトを購入することなく,パイロット・システムを開発できるというのがその理由。システム・プロバイダのビジネスは「そこで評価したものを,本番稼働時にはシステムとして販売する形になるだろう」(大島部長)としている。(尾崎)