沖電気工業とアジレント・テクノロジー(東京都八王子市,成松洋社長)はIP(インターネット・プロトコル)電話の普及活動の拠点「IP電話普及推進センタ」を共同で設立すると同時に,沖電気が2001年11月に設置した「VoIP検証センタ」を拡張し,サービス・メニューも大幅に増やした。IP電話サービス事業者や,IP電話システムを構築するシステム・プロバイダ,ユーザー企業などを対象に,システム構築支援から通話品質の検証,技術者教育など様々なサービスを提供する。
サービス・メニューのうち,システムの構築から設置,運用までの部分は主に沖電気が主に提供する。VoIPシステムの音声品質の測定や,常時監視(6月開始)などはアジレントが主に受け持つ。さらにサービス・メニューを拡大するため,協力企業を募集する。
IP電話は昨年秋頃から企業による導入が相次いでいる。沖電気は2005年にIP電話関連システムおよびサービスで600億円を売り上げる計画。(佐竹)