ユニテル(東京都品川区,中沢保二社長)がBI(ビジネス・インテリジェント)事業を強化する。米コグノスとビジネス・オブジェクトのOLAP(オンライン分析処理)ツールとビーコンITのデータ抽出ツールを組み合わせて提案していく。
同社は年商12億5500万円(2002年6月期見込み)のシステム・プロバイダ。昨年7月にアルゴ21が25%出資し,柱となる事業を育てる方針を打ち出した。その一つがBI。これまでも設計・開発以降のフェーズを請け負ってきたが,今後はコンサルティングから一貫して受注する。BIの売り上げも2002年6月期の1億5000万円から2003年6月期に4億円,2004年6月期に10億円にする。1件当たりのシステム規模は3000万円から5000万円を見込む。
市場開拓策は(1)アルゴ21のソリューション事業本部との連携,(2)会計パッケージ・ベンダーのSSJと連携し,SuperStreamユーザーに売り込む,(3)ERP(統合基幹業務システム)ベンダーのSSAグローバルテクノロジーの協業し,ユーザー企業に共同販売していく,の三つ。それに伴い,BI事業の担当者を現在の15人から30人に増員する。(田中)