電子帳票ソフトなどを販売するハンモック(東京都新宿区,若山正美社長)は8月にも,電子帳票に特化したワークフロー・ソフトを発売する。それに合わせて,大手企業に強い販売パートナの獲得に乗り出した。

 ハンモックが発売するLiquidOffice(米カーディフ・ソフトウエア製)は,電子帳票を使った社内届出や承認などのワークフローを管理するためのソフト。米では,米フェデックスなどの大企業ユーザーを獲得したという。現在,日本語版のβテストを実施で,パートナ候補の大塚商会がテストに参加している。

 これまでハンモックは,電子帳票ソフトTELEform(米カーディフ製)を販売してきたが,ユーザー層は中小企業が中心で,販売パートナも,同市場に強い企業だけだった。今後は,パートナ数も倍増し,LiquidOfficeだけで初年度に50社,1億円の売り上げを目指す。(松尾)