CRM(カスタマ・リレーションシップ管理)ソフトを開発・販売する米エピファニーは日本での事業に力を入れる。今年5月末に資本金を7億7000万円に増やしたが,今後は導入時のコンサルティングからシステム構築,保守サービスまでを手掛けられる販売パートナを増やし,販売力を強化する。
同社は,米国の有力CRMソフト・ベンダーで,宅配便大手のDHLなど有力企業が導入している。昨年3月に日本法人であるエピファニー・ソフトウェア(東京都渋谷区,生駒芳樹社長)を設立し,6月には顧客情報を分析するエピファニー“インサイトE.6”と,顧客情報に基づいてキャンペーンの計画・実施・結果分析などを実施するエピファニー“マーケティングE.6”を発売した。
現在,同社は日本IBMや日本ユニシスなど4社と保守サービスまでを手掛けられる「リセールパートナー」の契約を結び,約20社をコンサルティングとシステム構築を行う「インプリメンテーションパートナー」にしている。コレクトセンターなどでの顧客対応に使う専用ソフト,エピファニー“サービスE.6”を今年9月に発売し,CRM関連製品のラインアップを強化するのに合わせ,インプリメンテーションパートナーの一部をリセールパートナーにする。(山根)