PFUは,9月からOCR(文字認識装置)技術に定評ある米コファックス製品の販売を開始,紙の書類を文書化するドキュメントスキャナ事業を強化する。

 既にPFUは欧米ではコファックスの画像処理ボードを組み込んだスキャナを販売している。中位機種のシェアが特に高く,米国市場では48%,欧州市場では38%に達しているが,これまで日本市場でのシェアは15%にすぎなかった。e-Japan構想をきっかけに,日本では昨年秋からドキュメントスキャナ市場が急拡大しており,欧米の官庁や金融機関,医療機関での導入実績のあるコファックス製品を日本国内にも投入し,中位機種を中心にシェア拡大を狙う。(山根)