開発支援ツールなどを開発・販売する日本ラショナルソフトウェア(東京都中央区,齊藤肇社長)は,システム・プロバイダを組織化し,同社製品を使ってユーザー企業などのシステムをテストするサービス事業を開始する。既に米国本社が展開している「テスト・ビューロー」と呼ばれるプログラムを日本に導入したもので,現在同社とパートナ関係にあるシステム・プロバイダのうち2社が準備を進めており,来年3月中にもサービスを始める計画。このほか7社が参加を検討している。

 テスト・ビューローでは,Rational Suite TestStudioやTest RealTimeなどを使って,顧客のシステムについて性能テストやパフォーマンス分析を実施する。テスト・ビューローに参加するパートナ向けに,顧客がラショナルソフトの製品を期間限定で使用できる新ライセンス制度を用意する。ライセンス期間は最低2週間に設定するが,ニーズに応じて5日間など臨機応変に対応する考え。(松尾)