日本SGI(東京都渋谷区,和泉法夫社長)は,日立製作所やブロケードコミュニケーションズシステムズ(東京都港区,松島努社長)のストレージ製品を組み合わせた統合型SAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)製品「SGI SAN Server S600」を日本独自で開発,12月10日から販売を開始した。独自のファイル・システムCXFSを搭載することで,異なるOSを搭載したサーバー間でファイル共用を容易にしたのが特徴。価格は最低構成で4200万円から。

 日本SGIは今回の発表に先立ち,ストレージ関連のシステム・インテグレーション(SI)事業に注力し始めている。ストレージ関連技術者を増やし,約20人の専門部署にまで拡充。複数の機種が混在する複雑なシステム環境で確実に利用できるように,SIのノウハウを蓄積する。

 日本SGIは同製品を持って,得意分野である科学技術研究分野やブロードバンド映像配信分野,自動車製造分野などを中心に攻勢をかける。いずれはERPやCRMなどの基幹業務系向けでの利用も視野に入れる。初年度で年間50セット(売上高は推測で約210億円)の販売を見込んでいる。(渡辺)