システム管理ソフトを開発・販売するサイトケア(東京都港区,福島昭英社長)は,12月20日の新製品発売を機に,販売体制の強化に乗り出す。サイトケア・サービス・パートナ(SSP)と呼ばれる同社のパートナを2003年11月までに現在の16社から200社に増やし,中堅・中小企業へのシステム管理ソフトの売り込みを図る。

 新製品は,集中管理用のサーバー・ソフト「ケアステーション」と,管理対象にインストールするクライアント・ソフト「管理対象サーバ」から構成されており,一つのケアステーションに付き最大100台のサーバーを管理できるシステム管理ソフト。インターネットを通じて企業内のサーバーの稼働状況を遠隔から一元管理する。主なターゲットは中堅・中小企業市場で,機能を絞り込んで他社製品よりも価格が安いうえ,システム管理者を置けないユーザー企業向けのSSPによる管理サービス「プリベンティブ・サーバマネージメントサービス」を用意した。

 サイトケアはパートナによる販売が中心で,SSPによるサーバー管理のサービス提供にも力を入れており,SSP限定の特別割引パッケージを用意したり,技術サポート用のWebサイトを開設したりするなどパートナ支援の強化を進めている。(中井)