日立造船グループは、高精度なGPS(全地球測位システム)の仕組みを核にしたSI(システム・インテグレーション)事業を拡大する。ミリ単位の測量が可能なGPS技術をベースに、物流管理などのアプリケーション構築を提案する。

 GPSのSI事業を手掛けるのは、2002年3月に設立した日本GPSソリューションズ(NGS、東京都大田区、佐伯勝敏社長)。事業の立ち上げ速度を高めるため、専門事業会社として子会社化した。2003年1月に発売したリアルタイム測量が可能なGPSシステムNetSurvシリーズが中核商品で、測量用での製品販売と並行して、同シリーズを使ったSI事業やASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)事業を展開する。

 NGSの2002年度(3月期)の売上高は、国土地理院向けシステムを約30億円で受注したことで「当初目標の3倍に当たる約45億円を見込む」(佐伯社長)。国土地理院向け案件は一過性なので、2005年度の売り上げ目標は、機器販売を含め62億円としている。

 日立造船グループでは他に、日本GPSデータサービス(東京都大田区、安部俊社長)が、国土地理院が発信する高精度GPS向け補正データの配信事業を展開する。2002年度に約3000万円だった売り上げを2005年に12億円にまで伸ばすのが目標。(渡辺)