今年1月に発足した特定非営利活動法人(NPO)の高度IT人材アカデミー(AIP、福岡市西区、本田敬吉理事長)が3月から活動を始めた。九州にあるシステム・インテグレータやユーザー企業の情報システム部門などが求めている高度なIT技術を持った人材を育成するのが目的。中堅・中小規模のシステム・インテグレータが高度なITスキルを持つことで、地方自治体や地元有力企業がIT投資する際に“元請け”として受注できる環境を整備する。

 AIPが育成する人材は大きく3種類。ITスペシャリスト・レベル4以上の資格を持ったネットワーク技術者を対象にした「基幹エキスパート」、CIO(情報戦略統括役員)にふさわしい人材を育成する「ソリューションエキスパート」、プロジェクト・マネジャ育成の「ITプロジェクトマネージャ」。各コースとも3~4カ月間のコースで、2004年6月までにそれぞれ200人弱を育成する計画。

 福岡県と福岡市が後援し、九州電力、サン・マイクロシステムズ、シスコシステムズ、日本オラクル、日本キャップジェミニ・アーンストアンドヤング、県内で専門学校などを経営する麻生塾が協賛する。AIPには2002年度補正予算で総務省から補助金が4億5000万円ほど交付されている。

 サンは、顧問の本田氏がAIPの理事長に就任したのに伴い、九州支社を開設した。当面5人のスタッフを常駐させ、九州地区でのマーケティングや営業活動を強め、新規パートナを開拓する。(渡辺)