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 東京エレクトロンは25日、SAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)対応のセキュリティアプライアンス製品「CryptoStorシリーズ」の販売を開始した。

 CryptoStorは米ネオスケール・システムズが開発した暗号化装置。災害時などに備えて、ホストコンピュータやストレージなどに蓄積されたデータを別のストレージに複製・補完する際、CryptoStorを使えばデータを暗号化し、セキュリティ対策を講じることができる。同社によると「ストレージ環境での暗号化装置はこれまでになかった」という。価格はテープ装置用のCyptoStor for Tapeが397万8000円、ディスク装置用のCryptoStor FCが926万8000円。いずれも24時間のオンサイト保守が付いている。

 東京エレクトロンはパートナーであるソリューションプロバイダ約50社を通じて、製造業や金融機関、官公庁などに販売していく方針。ディザスタリカバリやレプリケーションなどのシステムとの組み合わせを顧客に提案するようパートナーには要求する。東京エレクトロンは、今後3年間で10億円の売り上げを目標に掲げている。

中井 奨=日経ソリューションビジネス