マクニカは8月28日、米セントラ・ソフトウエアのeラーニングソフトの新バージョン「Centra7」の発売を発表した。同ソフトはパソコンに装備したUSBカメラやマイクなどの映像や音声、PowerPointやExcelなどのデータをインターネット経由で複数のパソコンに一斉に配信できるもの。もともとeラーニング向けに開発したが、Web経由のテレビ会議やWebセミナーなどでも使われている。
新バージョンでは、CRM(カスタマーリレーションシップ管理)ソフトとの連携を目指した。Centra側のAPI(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)を標準化し、CRMベンダーに公開することによって、情報の伝達が容易になった。例えば、CRMで情報を管理している顧客を対象にインターネット上で販促セミナーなどを開催し、アンケートなどの結果をCRMに伝達することもできる。
米シーベルやカナダのピボタルとは9月までに契約を済ませ、年内までにそれぞれの製品に対応したCentraを開発する。ドイツのSAPや米ピープルソフトなどとも連携するため話し合う予定。
Cenraは国内で60社が導入しており、2004年4月までに30システムの導入を目指す。新バージョンは10月に出荷する予定で、価格はテレビ会議向け構成で277万円から。