ネットマークスは、個人認証ソフトベンダーの米I/Oソフトウェアと日本とアジア太平洋地域での販売代理店契約を結び、同社製認証ソフトSecureSuite Familyの販売を開始した。ネットマークスは、セキュリティのアウトソーシングサービスやネットワーク認証システム構築に力を入れており、I/Oソフト製認証ソフトをラインナップに加えることでセキュリティ分野の事業強化を図る。
SecureSuite Familyは、認証ソフトのSecureSuite XSや開発ツールのSecureTec SDKなどで構成される。中核となるSecureSuite XSは、指紋や虹彩などで個人認証を行うバイオメトリクス認証やスマートカード、USBトークンなど複数のデバイスに対応できるのが特徴。例えばバイオメトリクス認証とスマートカードを組み合わせたネットワーク認証システムが構築できるようになる。価格は、XSのクライアント版が1000ライセンスの場合1ライセンス当たり4500円から、サーバー版が1000ユーザーの場合1サーバー当たり280万円から。
ネットマークスは、情報漏えい対策のソリューションとして、複数のデバイスを組み合わせた認証システム構築を金融機関や大学などに売り込む。販売目標は、2004年3月期に1億円。