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 システム稼働テストの自動化ツール最大手、マーキュリー・インタラクティブ(東京都港区、山中義晴社長)は、9月末からシステムの稼働テストを支援するサービス事業に参入する。現在、同社の売り上げの大半は、負荷テストツールのLoadRunnerや性能管理ツールのTopazなどの販売によるものだが、2004年にもサービス事業で売り上げの約20%を稼ぎ出したい意向だ。

 提供を開始するのは、システム構築プロジェクトのテスト工程だけを切り出して、マーキュリーやコンサルティングパートナーの専門チームが請け負う「コンカレントテストサービス」(仮称)、ユーザー企業の代わりにシステム検収前の性能試験を行う「納品システムチェックサービス」(仮称)、システム稼働直後に発覚したレスポンス悪化の原因を分析して解決策を提示する「ファイアーマンサービス」(仮称)、実運用中のシステムの性能評価や今後の強化計画の策定を行う「システムクリニックサービス」(仮称)の4種類。直販のほか、22社のビジネス・ソリューション・パートナー(BSP)と呼ぶ販売パートナーを通じた再販も行う。

 また、予定していたパフォーマンスが出ないといったシステムトラブルに関する無料相談も実施する。「トラブルで悩む企業が気軽に相談できる窓口として、ユーザー企業向けとSI向けの2種類を用意する」(山中社長)。

 同社によれば日本企業のテストツール導入率は毎年伸びてはいるものの、米国に比べるとはるかに低い。伸び率も、アジア太平洋地域全体の平均を下回っているという。一方で、システム稼働の段になって、パフォーマンスが出ずに同社に駆け込んで来るユーザー企業やシステムインテグレータは増えており、今も数社で“火消し”作業を実施中という。「まだまだテストの重要性が認知されていない。テストツールを使ったソリューションを自ら提供することで、システムインテグレータやユーザー企業にテストの重要性を実感してもらいたい」と山中社長は話す。

佐竹 三江=日経ソリューションビジネス