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 日立製作所が、中国でパッケージソフト事業を本格的に展開する。第一弾として、中国向けに新開発した生産管理機能に強いERP(統合業務パッケージ)製品「GEMPLANET/WEBSKY」を現地子会社の日立信息系統(上海)有限公司(HISS)を通して、日系企業や日本企業と取引がある中国企業などに売り込む。

 中国でパッケージを販売するのに当たって、中国企業との連携を深める。財務報告の様式の変化に迅速に対応するために、中国内で約3割のシェアを握るといわれる会計管理ソフトメーカー、用友の製品と機能を連携した。中国のソリューションプロバイダとの提携も考えており、「現在、1000人規模の従業員が働くソリューションプロバイダと提携することを考えている。年内には2社程度と契約したい」(産業システム事業部本部長兼HISS董事の松井慶康氏)。最終的には中国全土で、パートナーを15社程度まで増やす計画を立てている。

 中国だけでなく、中国に進出を検討している国内企業にもWEBSKYを販売する。ターゲットとして想定しているのは、国内にある家電や自動車関連の中堅メーカーで、ERPの導入に加え、中国のどの地域に進出したらよいのかとった工場立地の設定から建設、人材の募集方法、登記などの開業に必要なソリューションまで提供する。「中堅・中小の組み立て加工を手掛ける企業は約4500社ある。その中の1800社くらいが中国進出を考えている」とクロスマーケットソリューション事業部の開一弘ビジネスソリューション本部長)は試算する。

 WEBSKYの価格は、国内企業には2000万円から、中国企業には1000万円からを想定している。2005年までに国内で200社、中国で100社に販売する目標を立てており、合わせて300億円の売り上げを目指す。

渡辺 一正=日経ソリューションビジネス