ベリタスソフトウェアは10月8日、販売パートナー向けの支援プログラム「VERITAS Partner Program(VPP)」を発表した。これまで手薄だった2次店への支援を強化し、拡販につなげる。2004年1月までに30社、2004年中に100社の加入を目指す。
これまでベリタスは、全販売パートナーを対象とする支援プログラムを持っておらず、製品ごとに支援内容がバラバラだったり、支援が一部のパートナー向けにとどまっていた。VPPでは、従来個別に提供してきた支援内容を整備し直し、「1次店も2次店も包括する基本となる支援プログラムを提供する。顧客に直接製品を販売するパートナーの技術レベルを向上させることで、顧客満足度を高める」(木村裕之社長)狙いだ。
VPPの導入に先立ち、ベリタスは今年4月、正規販売代理店以外のシステムインテグレータ向けに、支援プログラムVERITAS Partner Program for SIを開始、これまでアイアイジェイテクノロジーやNECシステムテクノロジー、NTTコミュニケーションズなど8社が参加している。VPPはこのプログラムを含み、より広範なパートナーへ支援の範囲を広げるものだ。
VPPは、販売実績や認定資格者数に応じて、「エリート」、「プレミア」、「セレクト」の三つのカテゴリからなる。具体的な支援内容は、パートナー企業の営業やSEへの技術・マーケティング教育、専用Webサイトを通じた製品情報や技術情報の提供、製品評価版の提供、販売促進支援金の提供、プレゼンテーション資料など営業ツールの提供、有料教育コースの割引などからなる。