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 アイ・ティ・フロンティア(ITフロンティア、東京都中央区、井上準二社長)は、オープンソース関連事業を強化する一環として、オープンソースのデータベースソフトPowerGresの販売を開始した。オープンソース製品のサポートを充実させることによって、データベース市場でのシェア向上を狙う。

 PowerGresは、オープンソースのデータベースPostgresSQLをもとにSRAが開発した製品。Windows、Linux版と、富士通製データベースSymfowareのエンジンが組み込まれ通常のPostgresSQLの10倍以上の速度でデータロードが実現するPlusの3種類を用意しているが、ITフロンティアはサポートが充実している点を強調する。

 具体的には、無償のバージョンアップ、障害時の原因調査や修正パッチの配布、電話と電子メールによる問い合わせへの応対などはITフロンティアが担当し、生産が終了した場合でも終了後3年間はサポートを継続することも保証する。価格はサポート料金込みで、Linux、Windows版が1サーバー12万8000円、Plusが1CPU当たり22万8000円。

 ITフロンティアは、今後、Linuxやオープンソース関連事業が主力のソリューションプロバイダと協業を進める方針。2005年にPowerGres関連で10億円の売り上げを目指す。

中井 奨=日経ソリューションビジネス