PR

 SAS Institute Japan(東京都中央区、堀昭一社長)は2004年1月にも、銀行向けに特化したBI(ビジネスインテリジェンス)ソフト群、SAS Banking Intelligence Solutions(SAS BIS)日本語版の販売を開始する。

 同社は2003年度に入り、通信向け、保険向けの2種類の業種特化型BIソフト群を発売した。いずれも、対象業種の経営情報分析ニーズに合わせて開発したデータ構造や分析手順のテンプレートからなる基盤ソフトと、基盤ソフト上で動く業務アプリケーション群で構成される。対象業務は与信データの追跡管理、リスク管理、バランススコアカード分析など8種類。堀社長は「通信向けですでに導入事例が出ているが、汎用製品を使うのに比べ大幅に導入期間を削減できた」と手ごたえを強調する。

 SAS製品の導入作業の大部分は、データ構造の設計とアプリケーションモジュール群のカスタマイズで占められる。業種特化型の場合、過去の事例からノウハウを抽出したテンプレートをデータ構造の設計を省力化できることが多い。アプリケーションモジュールのカスタマイズも減る。「これまでは、すべてのアプリケーションモジュールをカスタマイズする例もあった。今後は3割程度で済むはず」(堀社長)という。

 同社によれば日本でこれまでにSAS製品を採用した銀行は98行。「最初は数千万円規模から始めて、最終的には数億円の規模に拡大する」(同)パターンが多いという。発売後1年間で5件の商談獲得を目指す。

佐竹 三江=日経ソリューションビジネス