IT関連の教育コンテンツやITスキル標準(ITSS)に対応するスキル診断サービスなどを提供するシステム・テクノロジー・アイ(東京都中央区、松岡秀紀社長)は3月18日、スキル診断サーバーiStudy Enterprise Server向けの新パートナープログラムを発表した。教育サービス会社や、人事管理システムを販売するソリューションプロバイダなどをパートナーとして開拓し、半年以内に10社体制にする。
iStudy Enterprise Serverは、ITSSに対応するスキル診断機能に加え、診断結果に基づく人材育成計画機能、eラーニング機能などを搭載したサーバーソフト。今年2月に販売を開始し、システム・テクノジー・アイが直販するほか、iStudy Enterprise Serverを共同開発したアルゴエデュケーションサービスが自社ブランドで販売していた。
新しいパートナープログラムは、(1)独自の学習コンテンツや追加機能を搭載してiStudy Enterprise Serverを自社ブランドで販売する「OEMパートナー」、(2)iStudy Enterprise Serverを自社の研修サービスや、人事管理システムなどと組み合わせて販売する「販売パートナー」、(3)iStudy Enterprise Serverの再販権を持つ「リセーラー」、(4)iStudy Enterprise Server向けに研修コースや学習コンテンツを提供する「研修/コンテンツパートナー」の4種類からなる。
今回パートナープログラムを整備することで販売パートナーを拡充し、販売を加速する。今年度(2004年6月期)中に20サーバー、2005年6月期には、前年比倍増以上の販売を目指す。システム・テクノロジー・アイは、iStudy Enterprise Serverの拡販を通じて、企業における従業員のスキル診断や人材育成計画のニーズを開拓し、同社の主力事業である教育コンテンツの拡販につなげる狙いだ。
現在、アルゴエデュケーションサービスがOEMパートナー、ウチダ人材開発センタが販売パートナーとして契約している。