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 経営とITの融合を掲げるフューチャーシステムコンサルティングがコンサルティング業務のコンポーネント(部品)化を進めていることが本誌の取材で分かった。これまで業務改善を前提に一括受注していたITコンサルティングとシステム構築業務全体をITや業務など視点ごとに分類する。2004年半ばをめどに体系化する計画。

 フューチャーシステムが体系化に踏み切った背景には、業務改善といった大上段からの提案だけでは、顧客企業の意識統一に時間が掛かったり、受注期間が長引いたりするといった営業上の課題があると見られる。部品化による部分受注によって、目前にある課題を短期間に解決し、“実績”を示しながら全体の受注につなげる戦略を採り入れる。

 部品化したコンサルティングの第一弾として、システム間連携サービスの本格的な営業活動に乗り出した。独自開発した「インターフェースシステム」を使い、企業内外にある複数の情報システムをリアルタイムに相互接続する仕組みを構築する。既存のアプリケーション資産を生かしながら新業務プロセスを実現したり、レガシーマイグレーションに向けた移行パスを提供したりすることなどが可能になるという。

 インターフェースシステムは、フューチャーシステムが過去に取り組んできたEDI(電子データ交換)案件での集配信モデルをベースに通信ゲートウエイや電子契約や電子文書保存のための機能を追加・拡張したもの。自社内のシステム構築フレームであるFuture Componentに沿っている。システムそのものはこれまで鹿児島銀行などで稼働実績があり、近く大手製造業や都市銀行でも稼働する予定という。

 システム間連携サービスは、要件定義から移行・運用までを平均6カ月、費用は平均数千万円になる。インタフェースシステム単体では販売しない。ただし、ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)形式のサービスとして展開することは検討している。

志度 昌宏=日経ソリューションビジネス