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 SAPジャパンは、ERP(統合基幹業務システム)ソフトmySAP ERPの最新版を7月5日から出荷開始する。この最新版から「R/3」の名称を使わない。

 mySAP ERPは人事・会計などのERP機能に加え、EIP(企業情報ポータル)やBI(ビジネスインテリジェンス)、データウエアハウス(DWH)などから構成される統合アプリケーションプラットホームSAP NetWeaverを一体化させた製品。RFID(無線ICタグ)対応が可能になったり、PDF形式の書類に直接書き込める機能などが新たに追加された。

 NetWeaverを利用することで、企業で導入されているレガシーシステムやSAP製以外のCRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)などと比較的容易に連携でき、EIPを活用すれば、社内だけでなく社外からもシステムを利用できる環境を構築できる。

 mySAP ERPは昨年9月から、mySAP Business SuiteのERPとNetWeaverの機能だけを取り出して中堅企業を主なターゲットに販売してきたもの。ERP機能については、最新版からはR/3の名称を使うのをやめるため、現行製品が最後のR/3ブランドの製品となる。

 SAPはNetWeaverを標準で提供することで、mySAP Business Suiteで提供されているCRMやSCM(サプライ・チェーン・マネジメント)を、段階的に追加できることなども提案。NetWeaverを核にしたビジネスを加速させたい考えだ。

 2005年末までに、大企業から中堅企業まで200社以上からの受注を目指す。R/3 Enterpriseの保守サポートは、2012年まで継続する。

中井 奨=日経ソリューションビジネス