クレオは8月4日、中堅企業向け会計ソフト「CBMS会計」の次期製品「CBMS ZeeM会計」を発表した。CBMS会計が、売上高50億~100億円規模の企業を中心に、同300億円までの中堅企業をターゲットにしていたのに対し、CBMS ZeeM会計は売上高1000億円を超える大企業にもターゲットを拡大する。今年11月末に出荷し、CBMS会計と併売していく。
CBMS ZeeM会計は、マイクロソフトの.NETをベースに新規開発したもので、CBMS会計の機能を引き継ぎつつ、大規模データへの対応やシステム間連携機能を搭載するほか、グループ企業の管理機能などを強化することで、大企業への導入を可能にした。「グループ企業を統合管理するニーズが増えているほか、高額な外資系のパッケージから乗り換えたいという大手ユーザーも出てきている」(松本明CBMS事業部コンサルティング営業部部長)ことから、これらの要求に応える大企業向け製品が必要と判断した。
CBMS ZeeM会計は、クレオが直販するほか、約20社の販売パートナー企業を通じて販売する。今後クレオは、パートナーへの支援策を見直して既存のパートナーとの連携を強化すると共に、大企業に顧客を広げるために新たなパートナーも開拓して、間接販売を強化していく狙い。CBMS ZeeM会計の価格は300万円からで、2005年度中に100ライセンス5億円、2006年度末までに200ライセンスの販売を見込む。
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