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 日本航空(JAL)グループは2004年8月5日、非接触型ICカードを使った新サービスを2004年度内に導入すると発表した。今冬に新たに発行する非接触ICカード搭載型の「JALマイレージバンク(JMB)カード」や「JALカード」を使うと、カードをゲートにかざすだけで搭乗手続きができるほか、買い物の時にカードに蓄えたクーポンを利用できる(写真)。非接触ICカードで搭乗手続きする仕組みは、JR東日本の「Suica」などとは別の独自方式で、「NTTデータと共同開発した」という(JALの国内線部門、日本航空ジャパンの平田邦夫国内旅客事業マーケティング企画室企画部長)。

 NTTデータは、非接触型ICカードによるバスの乗車券・定期券システムを99年度に山梨交通に納入したなどの実績を持つものの、JR各社への導入実績はなく、交通機関向けでは最大規模の商談になりそうだ。JALによると「オンラインチケッティングや従来のICカードシステムなどは他社に発注しており、NTTデータとは深い付き合いがなかった」(平田邦夫部長)が、航空用を想定したチェックインシステムを独自開発したいJALのニーズに、NTTデータが応えた格好だ。

 JALグループは、JMBカードで1610万枚、JALカードで124万枚の発行実績を持つ(一部はICカード化済み)。今後はこのカードを順次、非接触ICカード搭載型に切り替えていく考え。また今回の方式はJAL独自方式だが、JR東日本のSuica方式にも対応する「JALカードSuica」を今冬に発行する予定。このカードを使えば、JR東日本から空港まで「タッチ&ゴー」で交通機関が利用できる。また、7月以降、NTTドコモから対応端末が発売された「iモードFeliCa」でも、今回のサービスが利用できる。

 当初、サービスが利用できるのは羽田空港だけだが、JALグループは順次対応空港を広げる予定。また2年以内にも、国際線にサービスを広げたい考えだ。

玄 忠雄=日経ソリューションビジネス

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