ミロク情報サービス（MJS）と日立ソフトウェアエンジニアリングは、中堅・中小企業をターゲットにしたソリューションの開発・販売で業務提携する。両社の製品やサービス、ノウハウを持ち寄り、金融関連サービスなどを共同で開発する。
両社が共同で開発を進めているのは、中小企業が金融機関から融資を受けるための電子融資サービス。MJSの電子証明書発行サービスと日立ソフトの電子帳票ソリューションなどを組み合わせて、融資申請手続きの仲介、中小企業の財務諸表など融資に必要な文書の電子化、電子署名などの機能を提供する。
電子融資サービスは、MJSのユーザーである約8400の会計事務所を通じて、会計事務所の顧問先の中小企業に対して提供する。2005年3月をめどに、事業化する予定。また、両社は今年9月から、MJS製の財務会計ソフトと日立ソフトのワークフロー製品、情報漏洩対策ソフト秘文などと組み合わせた業務システムの販売を開始する。販売開始から1年間で、20社以上からの受注を目指す。
（中井 奨＝日経ソリューションビジネス）
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