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 トレンドマイクロとシスコシステムズは、シスコのセキュリティ技術NAC(Network Admission Control)とウイルスバスターコーポレートエディション6.5を組み合わせたソリューションを拡販するため、両社の認定制度を組み合わせた“ハイブリッド型”認定資格「トレンドマイクロ認定NACスペシャリスト」を開発した。実際の教育や認定業務はトレンドマイクロが行い、シスコはトレーニングコースの一部を提供する形だ。

 大手ベンダー同士が、双方の認定資格を組み合わせた新しい認定資格を作るのは非常に珍しい。ハイブリッド資格を作った経緯について、トレンドマイクロ新規事業推進本部の大田原忠雄ビジネスデベロップメントマネージャーは「NACを売るには、ネットワークとウイルス対策ソフトの両方のスキルが必要。パートナー企業の社員に最短時間でスキルを取得してもらえるよう、既存の認定制度を最大限活用した」と説明する。トレンドマイクロ以外にも、マカフィー、シマンテック、日本IBMがNACに関してシスコと同様の協業を決めている。トレンドマイクロは早期に教育制度を整えることで、販売で先鞭を付ける狙いだ。

 新資格を取得するには、シスコの初級認定資格CCNAとトレンドマイクロの初級認定資格TCSEの両方を取得した上で、新設のセキュリティソリューションコースを1日間受講する必要がある。例えばTCSE取得者の場合、CCNA取得のための5日のコースと新設の1日のコースを追加受講する。セキュリティソリューションコースには、製品を使った実技も含む。2004年内はパートナーからのリクエストに応じる形で不定期にトレーニングコースを開催、2005年初めからは定期化する。

 大田原マネージャーは「複数のベンダー製品を組み合わせた新商材では、ベンダーは盛り上がっているが市場への認知が進まないことが往々にしてある。販売パートナーをその気にさせればこうした事態は避けられる」と、NAC拡販におけるトレンドマイクロ認定NACスペシャリスト教育制度の重要性を強調する。今後、競合ベンダーからも同様の動きが出てくる可能性が大きい。

佐竹 三江=日経ソリューションビジネス

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