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 第二地銀の名古屋銀行が、複数の業務システムに渡って共通利用する大規模データベースに、マイクソロソフトの「SQL Server 2005」を採用することが明らかになった。信頼性や実績を重視する銀行の大規模業務システムで、SQL Serverを採用するのは国内で初めてという。SQL Server 2005は先ごろプレビュー版が公開されたところで、発売は今年中ごろの見通しである。.NETと連携できる開発言語の採用といった新機能のほか、信頼性や堅牢性の向上に務めた点が特徴で、マイクロソフトは名古屋銀行の導入事例を成功に導くことで、オラクルのシェアが高い企業の基幹業務システム分野への食い込みに弾みを付ける狙いだ。

 名古屋銀行がSQL Serverを採用するのは「情報系」と呼ぶ業務システム。貸出先のリスクを管理する与信支援システムや、業種/店舗ごとなどの視点で収益性を分析する収益管理システム、顧客開拓や金融商品販売を支援するためのCRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)やSFA(セールス・フォース・オートメーション)などが代表例で、銀行にとって勘定系に次ぐ重要な情報システムである。同行はこうした情報系システム全般で利用する取引先・顧客情報のデータベース基盤に、UNIXサーバーと日本オラクルの製品を採用していたが、これをPCサーバーとSQL Server 2005に移行させる方針を固めた。

 SQL Server 2005の採用に当たって、名古屋銀行はマイクロソフトと「MCS(Microsoft Consulting Service)」と呼ぶコンサルティング契約を締結。マイクロソフトの全面的な技術支援の下で、外部の開発会社を使いながらデータベース基盤の開発・移行作業を進める。PCサーバーやSQL Serverの採用で、システムの保有・維持コストをより安価にできるほか、運用に要するスキルも下げられるという。

玄 忠雄=日経ソリューションビジネス

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