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 CRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)ソフト大手の日本シーベルは、今年上半期をめどに様々な製品やサービスを投入し、国内市場で攻勢をかける。日本シーベルのトップを務める根塚眞太郎社長に聞いた。

◆今年はいろいろな面でアグレッシブに取り組み、国内で2ケタ成長を目指したい。ユーザー企業のIT投資意欲も昨年から今年にかけて上向いてきた。単なるコスト削減から売り上げ拡大につながるIT投資が求められている。この機会を逃さず、業種別ソリューションをそろえたり、製品面ではデータ分析の機能を強化する。既存の「Siebel CRM Enterprise」に加えて廉価版のCRMソフトを販売するほか、ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)サービスも開始し、中堅・中小企業の市場開拓も進める。現在の国内ユーザー数は約350社だが、さらに増やしたい。こうした戦略を推進するため、業種に強いパートナーやデータ分析のノウハウを持つパートナーなどと積極的に協業したい。

◆業種別ソリューションでは、現在は金融や自動車など12業種・23業態に及んでいるが、製造業の分野をもっと強化したい。具体的には電子・電機やハイテク関連などだ。やはり日本は製造業がメインなので、今年はここに注力したい。自動車関連も増やす。データ分析の機能も、業種別ソリューションとして各業種ごとに適したモジュールを開発していく。

◆廉価版のCRMソフトは「Siebel CRM Professional」で、大企業向けのEnterprise版が備える様々なモジュールを絞り込み、基本機能だけにしたもの。価格はEnterprise版の約3分の1にする予定で、中堅・中小ユーザーにとって、CRMソフト導入の敷居が低くなる。これも業種別ソリューションを用意しており、必要に応じてモジュールを追加することもできる。

◆ASPサービスは「Siebel CRM OnDemand」で、米国では昨年から開始して既に約1000社が導入した。現在は国内でデータセンターと契約を進めている。これも業種別に機能をそろえる方針で、月額料金はユーザー1人当たり1万円以下ぐらいをめどにするなど、他社よりも安くする。

大山 繁樹=日経ソリューションビジネス

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