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 シスコシステムズは4月14日、ユーザー企業へのセミナーやデモ、商談を実施するための施設「カスタマー・ブリーフィング・センター(CBC)」を東京・赤坂の本社内に開設した。ユーザー企業向けのセミナールームのほかに、IPネットワークを使ったテレビ会議システムや、金融や流通といった業種ごとにIPネットワークを活用した業務システムのデモ環境を用意した。

 黒澤保樹社長兼最高経営責任者(写真)は、「当社では、社員が実業務にIP電話と業務アプリケーションを連携させたシステムを活用しているため、お客様からシスコ社員が実際に仕事をしているところを見たいという要望が多く、日に5~10件くらいのお客様を案内している」と語る。

 本社内にCBCを開設することで、こうした“社内見学”の質を高め、商談のチャンスを広げようという狙いである。同社は、ユーザー企業による利用目標を赤坂のCBCだけで年間500件としており、すでに来週からの予定が数件入っているという。パートナー企業が商談の過程でCBCを使うこともでき、利用料金は必要ない。

 CBCは、米シスコが米国における顧客への提案を強化するために構築した「EBC(エグゼクティブ・ブリーフィング・センター)」の小型版である。小型版とはいえ米本社の肝いりの施設だけに、デモ用システムのネットワーク機器や端末、工事費用などCBC構築にかかった投資は10億円にも及ぶ。さらに黒澤社長は、「米国のEBCに近づけるよう、今後も設備を増強していく」という。

 シスコは新宿にブリーフィングセンターを持っているが、「新宿は機器の検証などをしたいユーザー企業向けで、赤坂はデモや当社の社内システムを見たいというユーザー企業向け」(長沼義一マーケティング企画・オペレーション本部本部長)と位置付ける。

鈴木 孝知=日経ソリューションビジネス