文書管理ソフト「Livelink」の開発元である加オープンテキストと、アーカイブソフト大手の独イキソスソフトウェアは、6月に双方の日本法人の統合を終える。現在の日本法人はイキソスソフトウェアだが、6月1日からはオープンテキストになる。統合後の社長は現イキソス社長でオープンテキスト出身の羽根ロバート氏(写真)だ。
同社は今後数年間、企業向けのコンプライアンス提案に焦点を絞る考え。まずは、約300社のイキソス製品ユーザー向けに、双方の製品を組み合わせて売り込む。直販主体だったイキソスの既存顧客に直接提案することで、競争力のある提案シナリオを確立し、早期にショーケース事例を作る。
新しい提案を市場に印象付けるため、8月にも双方の製品ブランドを一本化する。「全製品のブランドをLivelinkに統合する。IXOSブランドのアーカイブソフトなどは、Livelinkブランドの構成製品という位置づけになる」(勢山登喜子副社長)という。
その後、販売パートナーにも展開する。オープンテキスト製品をこれまで販売してきたのはインフォコムやキヤノン販売だが、これらオープンテキストの販売パートナーによるイキソス製品の販売実績はまだない。「パートナーに新ソリューションを展開できるのは1年後ぐらいになりそうだ」(同)といい、間接販売に関してはしばらく大きな動きはなさそうだ。
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