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 日本SSAグローバル(東京都新宿区、細井洋一社長)は7月6日、ERP(統合基幹業務システム)ソフトの新製品「SSA ERP LX 8.3」の出荷を開始した。LX 8.3は、同社製ERPソフト「SSA BPCS」の後継製品に当たる。新版では、動作環境を日本IBMのeServer iSeries(旧AS/400)に特化した。動作環境を制限する代わりに、「IBMとの関係をさらに強化し、iSeriesパートナーの販売力で売り上げを伸ばす」(細井社長・写真)狙いだ。

 LXやBPCSを販売したことがないiSeriesパートナーも多いため、パートナーへの技術支援を強化する。そのためSSAは同日、日本IBMと共同で「IBM-SSAコンピテンシーセンター」を設立した。SSA側3人、IBM側2人の専任部隊をSSAに常駐させ、両社製品を組み合わせたシステムの事前検証を行ったり、販売パートナーやユーザー企業に技術支援を実施したりする。

 SSAはWindows版やUNIX版のLXを出荷する予定は今のところないとするが、BPCSユーザーのうち20%はWindowsやUNIX環境で使っているユーザー企業である。SSAの栗原彰一ビジネス コンサルティング部シニア ビジネス コンサルタントは「製品のサポートは無期限に行うので、Windows/UNIX版を使っているユーザー企業も安心して使い続けてほしい」と訴える。Windows/UNIX版のBPCS 8.2の出荷も継続する。

 新版の特徴は大きく2つ。1つはクライアント/サーバー方式をなくし、エミュレーションかWebブラウザでの操作に限定したこと。「その分、Webアプリの使い勝手を向上した」(栗原コンサルタント)という。もう1つの特徴は、旧Baanと旧BPCS、旧EXEテクノロジーズ製の物流関連ソフト同士を連携できるようにしたことだ。

 ソフト同士の接続にはEAI(エンタープライズ・アプリケーション・インテグレーション)ソフト「SSA テクノロジーアーキテクチャー」を使う。「SSA ERP LN(旧SSA Baan ERP)」をはじめとする旧Baanと旧BPCSを連携する場合は、個々に接続用のソフトを開発する必要があった。

 山本恭典執行役員アライアンス担当&マーケティング担当は、「ユーザー企業から旧Baan製品の生産計画モジュール『SSA Scheduler』や『SSA Planner』などと組み合わせて使いたいという要望が多かった」と話す。ソフト同士が連携できるようになったことで、旧Baanや旧EXEテクノロジーズ製ソフトを使っているユーザー企業にLXを売りやすくなるという効果も期待する。LXの価格は1ユーザー当たり80万円からとなっている。

鈴木 孝知=日経ソリューションビジネス
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