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 CRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)のASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)サービス「salesforce.com」を提供するセールスフォース・ドットコムが、日本市場で攻勢をかけている。6月には、カスタマイズなどを容易にする新製品「Summer '05」を発売、7月からはKDDIと提携して携帯電話でCRMを活用できる「salesforce.com Mobile Edition for au」の試験サービスも開始した。このほど来日した米国本社のグローバル・マーケティング担当シニア・バイスプレジデント、フィル・ロビンソン氏に話を聞いた。

◆第1四半期の全世界の売上高は6420万ドルで前年同期に比べて84%も増えた。日本市場だけを見ると、これを上回る伸び率で成長している。大企業から中小企業まで幅広いユーザーを獲得しており、他社製CRMパッケージから乗り換えた事例も多くある。

◆かつて、CRMの評判が良くなかったのは、企業がシステム導入に多額の投資をしながらコストメリットを出せなかったからだ。salesforce.comは、ハードやソフトを購入せずにすみ、運用の要員も必要ない。すぐに使える“サービス”が、ユーザー企業に受け入れられている。

◆当社のようなCRMのオン・デマンド・サービスに、競合他社が次々と参入している。今後5年間でオンデマンドはまだまだ増えると見ている。私は、当社のサービスを「オン・デマンド」と呼び、あえてASPという表現を避けている。ASPには、作ったソフトを単にサーバーでホスティングしているだけというイメージがあるからだ。

◆日本市場で、まだまだ成長を続けていくだろう。その理由は、既存のCRMパッケージに不満を抱いていたり、メインフレームを使い続けていたりする企業がまだまだ多いからだ。CRMのシステム構築で、ソリューションプロバイダは、技術に注力し過ぎていた。8割方は技術に時間を割かれていたと思う。本来は、トレーニングや戦略立案のコンサルティングなどにもっと力を割くべきだ。これを、オン・デマンド・サービスを提案することによって実現してほしい。

中井 奨=日経ソリューションビジネス
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