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表1●成長性ランキング

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表2●収益力ランキング

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表3●生産性ランキング

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 成長性(売上高伸び率)ランキングの1位は、売上高を前年比で56.1%伸ばしたニイウス。以下、ネットマークス(売上高伸び率40.4%)、ヴィンキュラムジャパン(同27.8%)、京セラコミュニケーションシステム(同27.6%)、理経(同27.4%)が続く(表1[拡大表示])。

 前回調査では、成長性の1位と2位を、企業グループ内での再編など、M&A(企業の合併・買収)によって売上高を増やした企業が占めたが、今回は、既存の事業を大きく伸ばした企業が上位を占めた。1位のニイウスの成長を支えたのは、既存の主力事業であるハードウエア販売。前年比98.7%増の471億7800万円に達した。特に、IBMのメインフレームやネットワーク機器の販売が好調だったという。

 3位のヴィンキュラムジャパンも、既存の事業を大きく伸ばした1社。流通・サービス業向けのソフトウエア開発や店舗系システムの導入展開サービス、ハードウエア販売が大幅に伸びた。5位の理経は、大学や官公庁向けのシステムや、製造業向けの3次元CAD(コンピュータによる設計)製品の販売が伸びている。

 収益力ランキングの首位は、オービックが6年連続で獲得。以下、2位のサイバネットシステム、3位のジャステックまでは前回調査と同じ顔ぶれが並んだ(表2[拡大表示])。

 1位のオービックは、27.1%と前回から収益力を0.8ポイント高め、2位に9ポイント以上の差を付けた。ERP(統合基幹業務システム)パッケージOBiC7など、自社製品の販売、導入から保守までをワンストップで提供することが高い収益力の源泉。

 2位のサイバネットは顧客である製造業へのパッケージ販売が好調で、2ケタの増収とともに、17.7%と前回調査(18.1%)並みの収益力を維持した。3位のジャステックは前年度比4.9%の減収だが、収益力は前回から0.5ポイント減の15.6%に踏みとどまった。期初から予想していたが、収益力向上に寄与した大型案件が前期で終息した影響が出た。

 生産性(一人当たり経常利益)ランキングは、昨年まで3年連続で1位だったネットワンシステムズが、2004年度は3位に甘んじた。前回調査で2位のNRIデータサービスが1位、同3位のサイバネットシステムが2位に、それぞれ順位を上げている。トップ10社のうち8社は前回調査と同じ顔ぶれで、前回11位の伊藤忠テクノサイエンスと、前回12位のオービックがトップ10に食い込んだ(表3[拡大表示])。

 上位10社の生産性を見ると、前年よりも生産性の金額を下げたのは、ネットワンシステムズと菱洋エレクトロの2社だけ。上位陣の生産性は、おおむね上向いているといえそうだ。

・2004年度ITサービス企業業績分析の他のランキング、および2003年度版については、こちらのページからどうぞ

(日経ソリューションビジネス)