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 システム保守・運用業務のベストプラクティス「ITIL(ITインフラストラクチャ・ライブラリ)」の執筆者である米コンピュータ・アソシエイツのブライアン・ジョンソンITIL実践マネージャーがこのほど来日し、ITIL市場の動向や拡販に向けたCAの取り組みなどを語った。ジョンソン氏は、ITILの普及促進活動を行うユーザーグループ「itSMF」の創立者で、終身名誉副会長でもある。

◆ITILの市場は世界中で拡大している。特に成長が著しい市場はアメリカ大陸とアジアで、この2年間で前例がないほど伸びている。ヨーロッパでは、導入すべき大手企業には既に浸透し、中小企業に普及が伸びている段階だ。日本市場でも、ITILの試験や書籍が日本語で提供されるようになったことで急成長している。“クオリティ先進国”である日本では、物事の体系化や組織化、プロセス管理などが好まれるため、ITILを受け入れやすい市場だ。

◆顧客がITILを実践するときに求めるのは、エンド・ツー・エンドのソリューションだ。ソフトを導入して終わりではなく、人やプロセス、企業文化、業務手順を変えていくことが必要になる。そのために、コンサルティングやトレーニング、システムインテグレーションといったサービスを提供することが不可欠だ。CAは、これらのサービスをパートナー企業と協力して提供していく。日本市場では今後、現在提供しているアセスメントサービスからフィードバックしたノウハウを基に、業種別に特化したコンサルティングなどのサービスを、パートナーと共に整備していく。

◆CAにおける「ITIL実践マネージャー」という私の役割には、社内向けと社外向けの2つの責任がある。社内向けの責任は、社員全員のITILへのコミットを徹底すること。そのために社員にITILのトレーニングを実施し、社内のITシステムもベストプラクティスを使った運用にしていく。CAの製品やサービスのITIL準拠も推し進める。今年度中に発売する新版のUnicenter R12は構成管理データベースなどを強化する。ITIL準拠を徹底するために、開発方法まで見直した製品になる。

◆社外に対しては、CAがどのようにITILをサポートしているのかを示していく。これまでCAは、ITILのベストプラクティスを使い、支持を表明し、製品をベストプラクティスに基づいたものにするという形でITILにかかわってきた。今後はベストプラクティスを作る側のリーダーとして貢献していく。当社がITILに関する戦略的なメッセージを打ち出していくことで、パートナーのビジネス機会を広げたい。

森重 和春=日経ソリューションビジネス
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