インターネット上のサーバーへアクセスする場合,IPアドレスではなく代わりにホスト名をあて先として指定するのが一般的だろう。このホスト名は,IPv6の世界でも使える。アドレス解決のしくみであるDNSがIPv6の世界でも整備されているからだ。

 インターネットにつながったパソコン同士が通信するときには,IPアドレスをあて先として指定する。しかし,IPアドレスは単なる数字の列なので,パソコンを利用する人間にとっては直観的ではなく,第一覚えるのが難しい。IPv4の世界ならまだ数字が短かったが,IPv6ではアドレス長が4倍の大きさでさらに覚えにくい。

 そこで,人間が通信したい相手を手軽に指定しやすくするために考え出されたのがDNSである。具体的には,文字列を用いてあて先を指定できるようにする。例えば,日経BP社のWebページを見るときには,www.nikkeibp.co.jpをあて先として使える。IPアドレスよりもはるかに覚えやすいし,日経BP社という社名とnikkei bpという文字列を直観的に結びつけやすい。

 こうしたDNSで用いる文字列は,ホスト名と呼ばれる。人間は人間にとってわかりやすいホスト名を使い,パソコンは本当の住所であるIPアドレスを使う。この両者を結びつけ,対応関係を調べるしくみが今回紹介するDNSである。人間が指定したホスト名から,対応するIPアドレスを調べるものである。


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