世界中のコンピュータが互いに通信するためには,各コンピュータを一意に識別する住所のようなしくみが必要である。もし同じ住所を持つコンピュータが2台以上存在すると,その住所あてに通信したいほかのコンピュータは,どちらのコンピュータと通信すればよいのかわからなくなる。

 インターネット上で住所の役割を果たしているのがIPアドレスである。インターネットに接続するすべてのコンピュータには,それぞれ異なる番号のIPアドレスが割り当てられている。

 IPアドレスは,電話の世界で言えば電話番号に相当する。両者の使い方はよく似ているが,わかりやすい違いが一つある。

 電話では,電話をかける相手が市内なのか市外なのか,はたまた海外なのかによって,かける番号のけた数が変わってくる。ところがインターネットの世界ではこのようなことはない。オフィスで隣にあるコンピュータと通信するときも,地球の反対側にあるコンピュータと通信するときも,あて先となるIPアドレスの長さは変わらない。


次回へ