インターネット接続事業者(プロバイダ)が提供しているIPv6接続サービスは,原則としてそのプロバイダと専用線接続しているユーザーが対象。ダイヤルアップ接続ユーザーは対象外である。ただし,ダイヤルアップ環境でもIPv6インターネットにアクセスする方法はある。その代表的なサービスにFreenet6がある。

 Freenet6は,カナダのViagenieが99年から提供する無料のIPv6インターネット接続サービス。このサービスを使うと,ダイヤルアップ環境のIPv4ユーザーもIPv6インターネットにアクセスすることができる。

 Freenet6は,トンネリングと呼ばれる技術を使ってIPv6接続サービスを提供する。ユーザーは自分のマシンをIPv6対応にしたあとで,Freenet6が提供するトンネリング用クライアント・ソフトをインストールする。

 クライアント・マシンがIPv6を起動すると,IPv6パケットはIPv4パケットに格納されてインターネット経由でFreenet6へ送りられる。Freenet6側では受け取ったIPv4パケットからIPv6パケットを取り出し,今度はIPv6インターネットへ送り出してくれる。つまり,クライアント・マシンとFreenet6の間に,IPv6用のトンネルが作られることになる。

 このサービスは,IPv4インターネットにつながっているユーザーなら誰でも使える。ダイヤルアップ接続環境でも問題なく使える。同様のサービスには,米マイクロソフトの6to4サービスなどもあるが,Freenet6が世界で初めて提供したことから,多くのIPv6ユーザーに知られることとなった。

 Freenet6を使うためには,同社のWebページからダウンロードした専用クライアントをパソコンやルーターにインストールしておく必要がある。Windows2000やNT4.0,FreeBSDやLinuxなどのUNIX,米シスコシステムズのルーター向けが,用意されている。

 利用に当たっての条件は,ユーザーのクライアント・マシンがグローバル・アドレスで動作していること。このため,ルーターのNAT機能を使ってダイヤルアップしている場合は,Freenet6を使えない。


Freenet6のホームページ
http://www.freenet6.net/
Freenet6の使い方を紹介したページ
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/v6start/w2k_v6/20010628/3/index.shtml