JANOGはJapan Network Operators' Groupの略。直訳すると,“日本でネットワークを運用する技術者たちのグループ”。中心となる参加メンバーは,インターネット接続事業者(プロバイダ)や企業でルーターや各種サーバーを日々運用している現場の技術者である。

 JANOGは,米国で組織されていたネットワーク運用者の団体である「NANOG」(The North American Network Operators' Group)の日本版として,97年11月に発足した。発足当時ミーティングに参加するのはわずか200名程度だったが,最近は500名近くにまで増えている。JANOGは非営利団体であり,運営費はメンバーからの寄付でまかなわれている。

 グループ発足の目的は,ネットワークを運用しているときに直面するさまざまな技術的な問題を報告し合い,その解決策をメンバー間で議論し,具体的な運用に役立てることにある。最近の大きなテーマとしては,インターネット上のY2K問題,パケット転送技術「MPLS」の有効利用,ネットワーク経由の時刻同期--などがある。

 メンバーが直接顔を会わせるのは,年3回ほど開催するミーティングのときだけ。ただし,議論はメーリング・リストが中心となっており,日々,活発に意見が交わされている。

 JANOGはIPv6の普及を支援する活動も始めている。まず99年に有志を募って,IPv6対応TCP/IPスタックを実際にパソコンにインストールする手順を学習する「IPv6インストール大会」を2度開催した。

 また,最近になって,全体会合と並行して開催するBOF(特定分野に興味を持つメンバーのみが集まる小会合)の一つとして,「IPv6OPS」という小グループを立ち上げた。IPv6OPSの目的は,ルーター運用者の立場から,IPv6の運用を始めるにあたってどのような問題があるかを議論することである。



JANOGのホームページ
http://www.janog.gr.jp