2001年12月から始まった情報家電向けのIPv6実証実験のこと。IPv6普及・高度化推進協議会が中心となり,プロバイダや機器ベンダの協力の下で進められている。

 IPv6普及・高度化推進協議会は,日本におけるIPv6の普及促進団体。2000年10月に設立され,現在,200を超える組織・個人が参加している。実証実験の音頭をとるほか,「GALLERIA v6」と呼ぶIPv6のショールームを開設する予定。このショールームは,IPv6実証実験の成果を公開する場でもある。

 実証実験は,一般ユーザからモニターを募り,そのユーザに実験機器を貸与して実施する方法で進められている。実験機器としては,(1)PlayStation 2,(2)IP電話機,(3)IP電話ソフト,(4)VoIP電話アダプタ,(5)モバイルビューア,(6)ネットワーク・リモコン,(7)情報家電コントローラ――などがある。

 モニターは,この実験に協力するプロバイダにIPv6で接続して,各種の実験を実施する格好になる。実験に協力するプロバイダは20社。アクセス回線はプロバイダごとに異なるが,ADSL,CATV,専用線,光ファイバ(FTTH)などがある。

 モニター募集は2002年1月31日まで。モニター期間は2002年3月末までである。



IPv6普及・高度化推進協議会のページ
http://www.v6pc.jp/
実証実験のモニター募集のページ
http://www.v6pc.jp/monitor/index.html