SNMP(simple network management protocol)は,TCP/IP環境で動作するネットワーク管理用のプロトコル。IPv4ネットワークでも広く使われているが,IPv6ネットワークの状況を監視する場面でも使える。

 SNMPでは,管理情報を集めて表示する側をマネージャ,マネージャに管理情報を通知する側をエージェントと呼ぶ。一般にマネージャはソフトウエア製品である。

 マネージャとエージェントは,UDP/IPで管理情報をやり取りする。SNMPメッセージの種類は全部で5つ。マネージャがエージェントに対して送るメッセージとしては,管理情報の通知を求める「Get Request」/「Get Next Request」と,設定値を通知する「Set Request」がある。

 残り二つはエージェントからマネージャに送るもの。応答内容を通知する「Get Response」と,あらかじめ設定したしきい値を超えたときにエージェントがマネージャにアラートを伝えるための「Trap」である。

 SNMPでやりとりされる管理情報は,体系立てて整理・分類されている。この管理情報の集合をMIB(management information base)と呼ぶ。MIBは,送信/受信IPパケットの数といったごく基本的なもののほか,個々の通信機器に依存するものや,特定のメーカー製品に限定されるものなどがある。このうち,基本的なものとしてまとめられているMIBを「標準MIB」,メーカーが独自に作成したMIBは「プライベートMIB」と呼ばれている。

 IPv6ネットワークを管理するためのMIB「IPv6 MIB」としては,これまでにTCP向け,UDP向け,ICMPv6向けなど,5つのRFCが作成されている。



IPv6用のTCP向けMIB
ftp://ftp.isi.edu/in-notes/rfc2452.txt
IPv6用のUDP向けMIB
ftp://ftp.isi.edu/in-notes/rfc2452.txt