この12月11日に、「第3回J2EEカンファレンス」を開催します。J2EEと付き合うための判断材料を提供することが主眼のイベントなのですが、今回は、基幹業務に食い込みつつあるJava技術をめぐる事例を取り上げます。

 午前中のプログラムでは、UFJ銀行が進めている新たなシステムに関する講演を予定しています。同銀行は、新たな基幹システムを、オープンシステム・ベースで作ろうとしています。その開発環境となるのは、当然のようにJ2EEなのです。

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 UFJ銀行のシステムでは、まずオープンシステムがベースになっている点が最も大きなポイントです。詳細は、12月11日のイベントで語って頂くことにして、大筋はこうです。

 歴史が長い銀行であっても、今後はオンライン証券取引など、新たなサービス群を次々と開発していかなければいけない状況となっています。従来から持っている基幹系と、新たに開発するサービスの両方を手がけなければならないという点で、まったくの新規開発よりも難易度は高いかもしれません。さらに、個人向けのオンライン・サービスが増えるにつれて、トランザクションの量もどんどん増大してきます。

 こうした状況では、新たなサービスを効率よく開発できる枠組み(一種のフレームワーク)や、トランザクション量の増大に対応できるスケーラビリティが求められます。

 UFJ銀行の場合は、前者のためのに「総合金融プラットフォーム」というフレームワークをJ2EE上に構築しました。後者のためには、Intelベースのブレード・サーバーの導入、クラスタ対応のデータベースやJ2EEミドルウエアの導入、など最新のITを投入しています。

 こうした選択の結果、同行が推進するIT基盤のプロフィールは、次のような構成となりました。

●Linux(Red Hat Linux)
●Intelベースのブレード・サーバー(イージェネラ社製)
●クラスタ対応のデータベース管理システム(Oracle 9i RAC)
●Java/J2EE(BEA WebLogic Server、日立Cosminexus)

 銀行のシステムといえば、従来はメインフレームの牙城だったのですが、最近ではこういうことになっているのです。

 12月11日のイベントでは、こうした事例報告のほか、最新技術動向のセッションなどを設けます。ご興味がある向きは、ぜひチェックしてみてください。

星 暁雄=日経BP Javaプロジェクト

12月11日開催「第3回 J2EEカンファレンス」