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 米Intelと独SAP AGのジョイント・ベンチャーPandesic, LLC社が米国時間7月28日に,経営を停止する予定であることを明らかにした。企業-消費者間の電子商取引市場が期待ほど伸びないため,利益は望めないとしている。

 Pandesic社は,インターネット対応の電子商取引ソリューションを豊富な機能と低コストで提供することを目的として事業を行ってきた。

 Pandesic社は米国,英国,日本に支店を持ち,約400名の従業員を抱える。現CEOと会長が辞職した後,現在上級副社長のCatherine Yetts氏が暫定CEOに就任する。

  • www.pandesic.comに掲載の発表資料

    (BizIT ASPサイト注:
     自称「電子商取引システムのASPサービス最大手」で,B2CのECをソリューション一式で提供していたPandesicだが,黒字化のメドがたたないとして,事業の停止を発表した。
     既存顧客には事業の継承先が見つかるまでサービスを続ける模様だが,相手の名称や継承時期など詳細は不明。創業者の1人であるHarold Hughes会長兼CEO(元Intel社CFO),Pete Wolcott社長(元Intel)が退任。日米英3拠点の400人の従業員もほとんど解雇される模様。
     Pandesicが7月12日に発表した第2四半期決算では,「四半期の目標を達成した」「PricewaterhouseCoopersとの提携が成立し,3年間で10億ドルの販売が見込める」としたが,発表リリース文には具体的な売り上げや利益額は公表されていない)