NECはバッテリ駆動時間を大幅に延ばしたB5ファイル・サイズのノート・パソコン2製品を投入した。米トランスメタの新型プロセサ「Crusoe」を搭載したモデルは最大11時間,米インテルの「モバイルCeleron」を搭載したモデルは最大8時間,標準バッテリだけで稼働する。「実質的に丸1日,バッテリを交換せずに使い続けることができる」(NECソリューションズコンシューマPC事業部商品部)。いずれも,OSに「Windows2000 Professional」を使い,省電力モードで動かした場合の値である。

 Crusoe搭載モデルは,「LaVie MX」。個人ユーザー向けノート機の新シリーズだが,「ビジネス用途で使うユーザーもあると考えている」(同)。プロセサは600MHz動作の「TM5600」を採用した。

 一方,モバイルCeleron(500MHz動作)搭載モデルは,企業ユーザー向けの「VersaPro VA50H/TR」である。NECは,外回りの営業担当者を抱える企業を中心に売り込む。

 2モデルとも,消費電力を削減するためにディスプレイのバックライトを外し,反射型液晶ディスプレイを採用した。これによって空いたディスプレイ背面のスペースにリチウムポリマー電池を埋め込んだ。本体背面のリチウムイオン電池と二本立てにすることで,同等仕様の別モデルに比べバッテリ駆動時間を2倍以上に延ばした。

 両モデルとも,液晶ディスプレイは10.4インチ型で解像度は800×600ドットまたは640×480ドット。本体の外形寸法は幅264×奥行き211×高さ27mm,重さは約1.37kg。「Windows Me」も利用できるが,Windows 2000に比べて電源管理機能が劣るのでバッテリ駆動時間が短くなる。

(中村 正弘)