
サンクスアンドアソシエイツ,デイリーヤマザキ(東京都千代田区),ローソン(大阪府吹田市)の3社が,東京,神奈川,千葉,埼玉の1都3県に展開する約1700店舗のキオスク端末を利用できる。市川市は東京都と境を接しており,住民の大半が東京近郊に職場がある。東京近郊にあるコンビニエンス・ストアからでも行政サービスを利用できるようにして,いわゆる“千葉都民”の利便性を高める。
閲覧できる主な情報は,市の財政や事業計画などの行政情報,二酸化窒素の測定値をはじめとする生活環境情報,保育所の空き具合や予防接種の実施といった子育て情報など。施設予約は,公民館やスポーツ施設などが対象である。
市川市役所は,市川市360+5情報サポートサービスのシステム基盤として,日本アイ・ビー・エムのAS/400 720を選択。AS/400が持つ論理分割機能を使うことで,提供する情報の管理と配信を行うロータス ドミノ,施設予約処理を行うWebアプリケーション,施設の予約状況を管理するDB2 UDB,これらすべてをAS/400 720上で稼働させる。ハードを1台にすることで運用コストを軽減できる。各アプリケーションには,それぞれ異なる論理区画を割り当てた。各区画は独立して稼働するので,ある区画に障害が発生しても他の区画に影響を与えることはない。